ペルソナ…ゲームは面白くてやってますが、調べたら全然意味が違いました笑
ペルソナとは
ペルソナ(persona)人格 仮面 登場人物
マーケティングや商品開発において、企業がターゲットとする顧客像を具体的にイメージするためのフレームワークです。ペルソナは、実在しない架空の人物ですが、特定の顧客層を代表するように、詳細なプロフィールが設定されます。これにより、ターゲット層のニーズや行動を深く理解し、より効果的な商品・サービスの開発や、マーケティング戦略の立案が可能となります。
メリット
- ターゲットの明確化: 顧客像を共有しやすい。
- ユーザー視点: 顧客のニーズに応える施策。
- 効率的な意思決定: チーム間の認識の統一。
- 刺さるアプローチ: 鋭いメッセージの作成。
- 費用削減: 無駄な予算を避ける。
マーケティング施策の精度向上やターゲットの明確化に役立つ。
注意点
- 理想化しない: 実際の顧客像に基づく。
- 主観を避ける: 客観的データに基づく。
- 定期的な見直し: 市場の変化に対応。
- 思い込みを排除: 先入観を持たない。
- 現実に即した設定: 顧客の実態を反映。
理想の顧客像ではなく、実際の顧客像に基づくこと
ペルソナ設定の手順
ここからは上記の注意点を意識しながらペルソナを作り上げていきます。
データ収集
ぺルソナを作成するために、まず顧客のデータを収集します。これには、以下のような情報源が活用されます。
- アンケートやインタビュー
- 過去の顧客データや購買履歴
- ウェブサイトのアクセス解析
- ソーシャルメディアのコメントやフィードバック
- デモグラフィックとサイコグラフィックに分類。
※デモグラフィックとは
人口統計情報に基づいたセグメント
- 性別
- 年齢
- 職業
- 所得
- 居住地
メリット
1. データが入手しやすい
年齢、性別、所得、職業、居住地などのデータは、比較的簡単に入手でき、正確です。国勢調査データや企業のデータベースからも収集可能です。
2. ターゲティングが明確
基本的な情報を基にターゲット市場を特定でき、広告やマーケティングキャンペーンを効率的に行いやすいです。
3. 予測しやすい
顧客の消費行動やニーズが特定のデモグラフィックに基づいて予測しやすい場合があります。
デメリット
1. 深い洞察が得られにくい
デモグラフィックデータは基本的な属性に限られ、消費者の行動や興味、価値観に関する深い洞察は得にくいです。
2. 個々のニーズを反映しない
同じデモグラフィック属性を持つ人々でも、異なる趣味や興味を持つことがあるため、すべてのターゲットに有効なメッセージを作るのは難しいです。
3. 感情的なつながりが弱い
デモグラフィックは顧客の価値観や感情を捉えにくいため、ブランドとの感情的なつながりを築くのには不十分です。
※サイコグラフィックとは
一言で言うと心理的特性です
- ライフスタイル
- 価値観
- 性格
- 好み など
メリット
1. 顧客の動機や価値観に焦点を当てる
消費者のライフスタイル、価値観、興味、態度などに基づいてマーケティング戦略を立てることができ、よりパーソナルなメッセージを送れます。
2. ターゲティングが精緻になる
顧客の趣味や行動に基づいて細かいセグメントを作成できるため、特定のニーズに合わせたマーケティングが可能です。
3. 感情的なつながりを構築しやすい
顧客の価値観や信念にアプローチすることで、ブランドとの感情的なつながりを強化できます。
デメリット
1. データの収集が難しい
サイコグラフィックデータはアンケートや行動追跡などを通じて集める必要があり、収集が難しく、コストもかかることがあります。
2. 測定が主観的
人々のライフスタイルや価値観は多様で、同じサイコグラフィックセグメント内でも異なる行動をとる可能性があるため、予測が困難です。
3. データの更新が必要
消費者のライフスタイルや興味は変わりやすく、データを頻繁に更新しないと効果が薄れる可能性があります。
顧客層の特徴を分析
収集したデータを基に、どのようなタイプの顧客が存在するのかを分析します。
この段階で、年齢、性別、職業、ライフスタイル、購入動機、課題、価値観などを明らかにし、顧客層ごとの違いを把握します。
ペルソナを具体化
分析した情報を元に、1人の具体的な架空の人物としてペルソナを設定します。
この際、ペルソナには以下のような項目を設定するのが一般的です。
• 名前(架空のもの)
• 年齢
• 性別
• 居住地
• 職業・役職
• 収入
• 学歴
• 趣味や関心事
• 日常の課題や悩み
• 商品やサービスに求める価値やニーズ
• 商品を購入する際の動機や障壁
ペルソナの行動や購買プロセスを描く
ペルソナがどのような行動を取るのかを、具体的に描写します。
例えば、どのようなメディアやSNSをよく利用するのか、情報収集はどのように行うのか、購入の決断を下すまでのプロセスをイメージします。
例題
女性向けファッションECサイトのペルソナ
名前: 佐藤美咲(さとう みさき)
• 年齢: 28歳
• 性別: 女性
• 職業: IT企業のマーケティング担当
• 収入: 年収450万円
• 居住地: 東京都渋谷区
• 学歴: 大学卒業
• ライフスタイル: 平日はフルタイムで働き、週末は友人とカフェ巡りやショッピングを楽しむ。健康志向が強く、フィットネスにも興味がある。
• 関心事: インスタ映えするデザイン、着心地が良くフィット感のあるオフィスカジュアルな服。
• 課題: 忙しいため、実店舗で買い物をする時間がない。オンラインで手軽に、かつ品質の良い商品を見つけたい。
• 購買動機: おしゃれで快適な服を見つけたい。
• 購買行動: インスタグラムで情報収集し、オンラインショップで購入。レビューを参考にして商品を選び、購入
投稿者プロフィール
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・札幌出身 1997年生まれ
経歴
・医療事務→バイヤー・B to C営業→マーケター
趣味
・サッカー・筋トレ・銭湯・散歩
誰でも分かりやすいマーケティングの内容を投稿していきますのでよろしくお願いします
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